こんにちは!
0歳児子育て&家計管理に奮闘中のりえこです。
今回は、無痛分娩や帝王切開の場合実際のところ出産費用ってどれくらいかかるんだろう?どれぐらい用意しておけばいい?
とお困りの方へむけて参考までに私自身が実際にかかった費用を公開したいと思います!
雑誌やネットなどに費用相場はよく出ていますが、実際の金額を友人や周りに聞くのはちょっと…という方が多いのではないでしょうか。
そこで妊娠中から出産まで実際にかかった金額をまとめてみました。
特に帝王切開や無痛分娩はケース自体が普通分娩に比べて少ない為、参考になれば嬉しいです!
費用の相場や制度に関してはこちらにまとめましたので良ければ併せてご覧ください。
私の出産の流れ
私は2020年に第一子を出産したのですが、どういった出産だったのかが最初に分かった方が参考にしやすいかと思うので下記の通りまとめてみました。
無痛分娩からの帝王切開ですので通常よりも金額は多めにかかっております。実感としても、帝王切開が保険適用になっても結構かかるなという印象でした。
私の住んでいる地域は普通分娩で平日に超安産で産んでも42万には収まらないエリアなのですが、選んだ病院は比較的良心的な価格のところでした。(個人病院は総合病院より高いことが多い)
ちなみに妊娠中は何回か検査で引っ掛かり薬などをもらったりとマイナートラブルはありましたが安定して過ごしていたため入院などはしませんでした。
妊娠期間中にかかる費用
妊娠期間中にかかった費用の合計は
146,100円でした。
※細かくなりすぎるので薬代や交通費は除外しておりますが、実際にはこの辺りの費用もかかってきます。
細かい内訳は下記の表にまとめました。
妊婦検診
費用合計:129,600円(※補助券使用後の金額)
上記費用は自治体からもらえる妊婦検診への補助券を使用した金額です。
私は5週に初めて妊婦検診に行き予定日少し超えての出産だったので、計20回行きました。
通っていた産院が妊娠初期に多く通うことを勧めるところだったため通常よりも回数が少し多めかと思います。(妊娠初期は4週に1回のところが多いが2週に1回だった)
そのため途中で補助券が足りなくなり全額負担になったのと、貧血で引っかかったため血液検査を余分に1回することになったことにより費用が上がっています。
(自分と子の健康のためと言いつつ、最後の方は毎回1万円を超える支払いだったのでせめて病院の指示通りの回数通っている分に関しては補助券ありにしてはもらえないかなと思ったり…もちろん補助券があるだけありがたいんですけどね!)
インフルエンザの予防接種
費用合計:3,500円
妊娠初期から中期がインフルエンザの時期だったので打ちました。
これは任意なので打たなくても大丈夫です。
中期4Dエコー
費用合計:7,500円
胎児の状態を専門のエコー技師の方がじっくり見てくれるものです。いつも通っているところがエコー短めだったので中期に一度別の病院でお願いしました。
後期は移った先の産婦人科が4Dエコーで見られるところだったため、受けていません。
こちらは通常の検診ではないため自費となります。
紹介状
費用合計:5,500円
途中で引っ越したため、産院が少し離れていたので安定期に入ったタイミングくらいで近くの産婦人科に移りました。
そこはお産はできない病院だったため後期に元のところに戻っており、紹介状代が2通分かかっています。
通常里帰りの方などは1通分かかることになります。
初期/産院1→中期/産院2(検診のみ)→後期/産院1
妊娠中費用について
妊娠は病気ではないため、やはり10割負担になると家計への負担が厳しくなりますね。
しかも母子手帳交付前の検診は補助券がなく全額負担となります。
私の場合、5週の段階ですぐに行ったのでまだ心拍確認とならず、母子手帳交付前に7週にもう一度病院で診てもらう必要がありました。そのため2週分自費になり金額が上がったので、最初から7週くらいに行けば良かったかなとも思いました。
ただ、子宮外妊娠の可能性もあるし、何しろ気になるのでそれがなかなか難しいんですけどね。
検診費用は病院によって異なりますし、補助券も自治体によって補助範囲が異なるため、お住まいの地域や選ぶ産院によってもっと安くなる可能性が高いです。
出産時、入院中にかかる費用
出産時、入院中にかかった費用の合計は
945,250円でした。
細かい内訳は下記の表にまとめました。
入院及び分娩介助
費用合計:623,720円
分娩までの対応、入院代や食事代などもここに含まれています。
緊急帝王切開だったので分娩費も丸々かかっています。病院によって異なるとは思いますが予定帝王切開だと安くなるのかもしれないですね。
また、夕方に入院してそこから翌日の昼の手術まで陣痛があったので、夜間処置加算なども含まれており少し費用が高くなっています。
無痛分娩
費用合計:100,000円
無痛分娩を行うための麻酔や処置費用が含まれています。
こちらも産院よって値段が異なります。
帝王切開
費用合計:172,530円
帝王切開費用、保険適用後の3割負担分です。(本当に健康保険様さまです。)
ちなみに帝王切開は保険適用のため、高額療養費制度を利用すると所得に応じてお金が返ってきます。
個室料差額
費用合計:33,000円
個室を利用した場合にかかる、大部屋との差額分です。
私はもともと大部屋希望だったのですが、緊急帝王切開となったため自動的に個室になりました。
(これが必ずなのかは不明なのですが、産後腹筋に力を入れると激痛のため自力で起き上がることが出来ず個室のボタンでのリクライニングに助けられました。むしろそれがなかったら何も出来なかった…)
退院まで個室が良いかなと思ったのですが、高いのと他の緊急帝王切開の方向けに空けた方が良さそうだったので3日目からは大部屋に移りました。
産科医療補償
費用合計:16,000円
これはお産の際に何か不慮の事故などが発生し生まれてきた赤ちゃんに重度の障害がでた際に医療費を補償するために出来た制度です。
患者が自ら加入するものではなく、お産を行う施設が加入している場合自動的に費用が発生します。
現在は既にほぼ全ての施設が加入しているため、必要な費用です。
合計金額と思ったこと
合計金額
以上、妊娠中から退院まで病院関係でかかった費用でした。
まとめると妊娠から出産までにかかった費用の合計は1,091,350円でした。(薬代、交通費は除く)
退院時、直接支払い制度を利用しているとはいえ中々にまとまった金額になりました。
カード払いOKの病院ですが、現金しかダメなところだと大金を予め用意することになります。
思ったこと
妊娠、出産を通してこのような金額がかかりました。
ここからは合わせて、実際に出産を終えてみて思ったこともまとめておきたいと思います。
妊娠、出産は何があるかわからない
妊娠経過はそこまで悪いものではありませんでしたが、貧血診断があったり、38週あたりで突然先生から「胎児が大きいから帝王切開になるかは5分5分だよ」と言われました。(元々大きいというのは聞いていたのですがお産大変だろうなと思っていたくらいでまさか帝王切開の可能性がそんなに高いとは思ってもみませんでした。)
最終的に母子ともに無事に出産を終えることが出来ましたが、状況によっては妊娠途中で入院になるケースもありますし、誰に何が起こるかなどわかりません。
なので何があっても良いようにある程度対応できる貯金は用意しておくべきだなと感じました。
利用できる公的制度を知っておく
幸いなことに今は出産に向けて利用できる公的な制度がたくさんあります。
誰でももらえるもの、雇用保険に入っている方だけもらえるもの、多額の医療費を支払った場合にもらえるもの等。
日本はこういった制度が充実しているとはいえ、自動的に振り込まれるわけではないものがほとんどです。なので知らなければ使えませんので、自分に何が適用されるのか知ることが大事だと思います。
ちなみに、制度などは別の記事にまとめておりますので良ければ見てみてください。
自分が入っている健康保険組合の制度を調べる
公的制度とは別に、自分の勤めている会社の健康保険に補助制度が用意されている場合もあります。
申請すれば公的給付とは別にお金がもらえる付加給付制度などもありますので合わせて確認してみてください。
私も付加給付で少しですが追加でもらうことが出来ましたのでとても有り難かったです。
保険の加入も検討する
帝王切開であっても加入している保険次第では保険金がでます。
私自身は医療保険の加入はしていなかったため満額実費でしたが、すでに入っている方は条件の確認をおすすめします!
また、入っていない方も妊娠してから入れる保険もありますので検討しても良いと思います。(○○週までの加入が条件など、妊娠週数には決まりがあるようなのでご注意を)
帝王切開の場合だと保険金でむしろプラスになったという話も聞きます。
私自身は保険に入るかどうか悩んでいたのですが、結果入りませんでした。
理由については後日またまとめようと思います。
まとめ
今回は無痛分娩からの帝王切開のお産で、妊娠から出産&退院まで実際にかかった費用についてまとめてきましたが、
妊娠中から出産、退院までの総額は、1,091,350円でした。
高いなと思われた方が多いのではないかと思います(退院前日に受付の方から総額が内線で伝えられるシステムだったのですが、正直私も「え、高っ…」て思いました)
ただご安心ください。これはだいぶイレギュラーなパターンでしたので相場からみてもだいぶ高いです。
ですのでこんなパターンもあるんだな程度に考えて頂ければ良いかなと思います。
出産を終えて私から皆さんに一つお伝えできるとすれば、備えあれば憂いなし。
どんな状況でも困らないように貯金をする、利用できる制度を知っておく。
出産は我が子に会える楽しみがありますが、やはり命がけですし不安がつきもの。
せめて金銭面の不安を減らしておくだけで、少しでも安心した出産ができるのではと思います。
しっかり備えて、お産に臨んで頂ければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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